事件屋稼業

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全英フェデラー優勝〜WOWOW放送の残酷さ

フェデラーの全英8度目の優勝は、フェデラーファンの多い日本ではとても感動的なことだったと思います。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170717-00000044-spnannex-spo


一方で、チリッチが2ndセット途中で流した涙は、スポーツを少しでも真剣に取り組んだことのある人にとっては想像のつく、おそらくはニュースを読まずとも実況を見ている時に感じたことだったと思います。


"チリッチ、突然の涙の訳は「こんなに不運に見舞われるなんて」"

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170717-00000001-spnannex-spo


僕が一番悲しかったのは、その後明らかに足元のおぼつかないチリッチの不調には全く触れず、フェデラーの素晴らしさのみを称え続ける解説者のコメント。


これは、気づかなかったのでなく、フェデラーウィンブルドン優勝という一大イベントを損なわないようにしよう、という意図が強く見えるものだった。最初のうちは足の不調に触れようとしていたアナウンサーも、調子を合わせて一切触れなくなったことからも。


罪の無いことなのかもしれないけど、僕はこの手のエンターテインメントの残酷さが許せない。スポーツは、こんな風に選手に対する敬意を失った扱いを許容すべきでないと思う。


…と、試合中から憤慨して入り込めず仕舞いでした。あー残念。