人間は嘘をつくように作られているという話
人は生物の中で、唯一の”嘘”をつく生き物です。
子供の嘘は想像力の発露だとも言います。精神の発育上も良いことなので、無下に否定してはいけない、だとかなんだとか聞いたことがありますが、大人の嘘も様々です。
本格的に人を騙して利益を得ようとする嘘もあります。詐欺とも言ったりしますが、もっとライトなものは日常的に起きています。
ただ自分を大きく見せようとする嘘もあります。カッコよく思われたり、頭よく思われたりしたいという願望。まあ、これもよくある話です。怒られたくないから嘘をつく、みたいのも同じ種類ですね。
話した時は本当のことと思っていたけど、それが実行できなくて嘘になってしまうケースもあります。「それは嘘とは呼ばないのでは?」と思う人もいそうですが、客観的に見てしまえば嘘になるでしょう、そもそも、”口”に”虚”と書いて”嘘”となるのですから、話した内容が”実”を伴わなければ”嘘”と言ってしまってよいのかと思います。
ただの物忘れが嘘になるケースもありそうです。若い人にはわからないでしょうけれども、年を取ってくると現実と妄想の境目が段々曖昧になっていくし、物忘れもひどくなったりするのをいろんな想像で補ってたりするのかもしれません。
一度嘘をつくと、職業的な詐欺師を除いては、それを”嘘”と自ら認識しなくなったりして、それを常習的に繰り返してしまいがちになりますので、注意が必要です。嘘をつく時にも、明確に自覚しておく必要があります。
嘘をつかないために一番良い方法は、”滅多に喋らない”ことです。できない約束は絶対にしない、株価の話も天気の話も絶対にしない、とにかく無口に、口を開くとしたら”不器用ですから”くらいだけ喋っていればOKだと思います。
もしくは、言ったことを必ず、どんな不利益を被ったとしてもやり遂げることです。意地っ張り・痩せ我慢ということになりますね。なかなか難しそうですが、やってやれないこともないでしょう。
どちらの方向でも、極力嘘をつかないように努力している人のことが僕は好きですね。結果として、あんまりにお喋りだったり、すごく自分について素敵なことをいっぱい喋る人は、嫌いな人が多いです。大体嘘つきになるので。
(・・・この記事は全体を通じて、医学的にも文化的にもまったくの根拠なしです。悪しからず。)