事件屋稼業

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大川小学校 津波訴訟~教師の義務や責任はどこまでのものなのか

大川小の津波訴訟、市や県の過失を認める判決が出ました。

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人を殺したほうにも殺されたほうにも遺族がいて・・・という程に客観的に世の中を見ることができていない僕でも、このような大震災にあって、死んだ生徒の遺族が死んだ教師の責任を巡って裁判を起こさねばならなくなるというのは、なんともやる方ない気持ちになります。

そもそも、教師というものが、大震災にあたって判断を過たずに生徒の安全を守ることまでもが責任の範囲に入っているとしたら、これはもう、なりうる人間は世の中にいないのではないか、と思えてしまいます。僕が生徒の遺族になっていたら、この原告団に参加することは、とても複雑な判断になると思います。できればこのような時には、裁判というものにはよらない解決方法がないものだろうか、と。

市や県が賠償を負うことには反対しませんが、これによって残された教師の側の遺族の方が自らを責めて心をさらに痛める様なことにはなって欲しくないな、と思っています。