子供の頃の夢を叶えるということ
僕ら世代にも懐かしい、今井美樹さんの“PRIDE”という歌の一節に、こんな歌詞があります。
“いつか私も空を飛べるはず ずっと信じていた”
僕自身も、子供時代に夢見たことをいつしか自然と諦めて、また違う夢や目標を持つようになって今に至っています。(もしくは、ただ諦めただけで、それを持てずに生きています)
そう思うと、最後に歌われる
“私は今 貴方への愛だけに 笑って 泣いてる”
というフレーズも、夢を諦めた大人の逃避のように思えてしまい、(おそらくは歌詞を書いた意図とは異なり)なんだか切なくなってしまいます。
子供時代に夢見たことこそが、幾つになっても自分が本当にやりたいことなんじゃないか、と、そんな思いがする今日この頃で、「僕は子供時代に何になりたかったんだろう?」と考えたりすることも多いのです。
でも、夜に見る夢と同じように、なかなか思い出すことは出来ないのが残念なことです。それを正確に覚えているということは、それを叶えようとし続けていることと等しいのかもしれません。
少なくとも、僕は空を飛びたいと思ったことは一度もないのだと思うのですが、今自分が本当にやりたいと思っていることが、子供時代に思っていたことと一致した時、全ての謎が解けるのでないか、と、そんな風にも思えています。
“あの頃の未来に 僕らは立っているのかな?”(SMAP“夜空ノムコウ”)
立っている人こそ、幸せな人と言えるのでしょう。今からでもそうあることを願っています。